【DANCE】Holger Czukay/Sdetenland
Holger Czukay/Sdetenland
ブログを始めようと思ったキッカケとなった曲を1番最初に紹介しようと決めていたので脈略もなくこの曲について紹介します。
Holger Czukayの公式HPについて
Holger CzukayはCANというドイツプログレ史の枠を超えて世界中のロックバンド〜ヒップホップアーティストにまで影響を与えた重要なバンドの創設メンバーであり、ベーシストです。
あまり知られていないと思いますが、これはホルガー・シューカイの公式HPと思われるものです。
誰が作ったのか、運営していたのか謎なんですが、とにかく仕掛けが多すぎて更新されていないのに毎回見ても飽きないんで是非訪れて見てください。
自分的にはこういったホルガーのお茶目な姿にはめっちゃアガります。
ちょっとアインシュタインに既視感を感じます
こういうホルガーが使ったっぽいサンプリング音源がDLできたり、
(他にも音楽・動画DLできるっぽいけどほぼramファイル)
http://www.czukay.de/collabs/projects/audio/africana/africana.mp3
彼の徒然ダイアリーや、小噺、ポエム、師であるシュトックハウゼンについての記事もアップされていたりします。貴重ですね
あとweb camってのがあるんですけど何か撮られているのかな?
Sdetenland
彼は数々の有名曲を残していますが、
今日紹介する「Sdetenland」という曲はあまり知られていないのではないでしょうか。
ブルガリア歌唱をサンプリングしている曲ですが、曲のタイトルはドイツ語で「スェーデン地方」という意味。ブルガリアなのに…
12:49〜Sdetenland オリジナルver.
ワールドミュージックにたくさんの影響を受けていた彼の曲の中でも自分的にはこのパーカッションの独特のリズムや、ダブっぽいベースライン、(P.I.L.のJah Wobbleがベースで参加しています。)
ブルガリアンボイスの入ってくるタイミング、重ね方歪ませ方など超ツボです。
これならDJでかけてもフロアで踊れると思うのは私だけでしょうか。
サンプリングネタはこちらの曲だと思われます。(と、他の曲も混ざっているっぽい)
vimeoにはこれの原型ともなりそうな曲が落ちています。
この映像もComputer animationですが、ローファイvapor waveみたいになっています。首飛びすぎ
さらになんとこの曲はRemixが出ています。
一番最初に作られたのは2014年にGroenland Recordsのリイシューセット用だったようですが
昨年バレアリック伝道師Paul MurphyのClaremont 56からもリリースされています。(やっぱフロア向け)
ただ正直に言って、マジでオリジナルとの違いがわからない。
Holger が40年近くに渡って思い溜めていた気に入らなかった部分をほんのちょっと修正しました、的な感じに自分には聞こえますが、どうでしょうか。
余談ですが、Claremont56 10周年記念アルバムから出ているアルバムに収録されている
Bison(ホルガーと奥さんのユニット)の曲も最高です。
Remixの人選よ!
正直これを書くまで、Baldelliまで同じ記事に名前が出てくるとは思っていませんでした。
勉強なるわ
開設にあたり
ブログ開設にあたり
音楽にいつも好奇心をくすぐられている自分ですがこのクラウトロック/ジャーマンプログレというジャンルには割と強い想い入れがございます。
昨年、クラウトロックで最も有名バンドであろうCANのオリジナルメンバー、Holger CzukayとJaki Liebezeit(本名Hans Liebezeit)が亡くなってしまいました。
それ以前にも私が大好きなEdger Froese(Tangerine Dream)や、Dieter Moebius(Cluster)など、クラウトロックの偉大な先人が続けて亡くなっていたのですが、やはりHolgerとJakiの死はとても大きかったです。
しかし、近年、日本の中堅〜若いインディーズバンドの人達がジャーマンプログレを聴いていたり、それに影響を受けた音楽をやっていることを感じたりしています。
先人たちの音楽を受け継いでいく彼らを見て、自分もこのジャンルに貢献(おこがましい)できないかという思いと
単純に、若者たちとクラウトロックの話をしたいな〜っという自己中心的な思いでブログを開設した次第でございます。
もちろん、ブログなんか開設せずとも素晴らしい文献はたくさん出ております。
自分が紹介する意味としては、おじさんの音楽(すみません、、)というイメージの「プログレ」をポップかつお手軽に紹介していきたいなぁ〜っ、と思っています。
どうぞ、ご贔屓に。。