安くて良質なクラウトロックバンドを紹介します。
多分誰もJONATHANなんてご存知ないだろうと思いますので書きます、
知ってる方がいたらすぐに友達になってください。
JONATHAN
名前を検索すると必ず最初にJONATHAN RICHMANがヒットする
このJONAHANというバンドはドイツのプログレ・エレクトロバンドで、
1978年にセルフタイトルである「JONATHAN」1枚のみ作品を残しています。
メンバーはPeter Garattoni(dr.)とHelmut Grab(key.)。
Helmut Grabさんは(key.)と一口に言っても、ミニムーグやローズ、ソリーナなどなど操ってらっしゃったようです。
ドイツのプログレ・エレクトロと言っても、Tangerine Dreamの系譜とはちょっと違う感じがしていて
もっと明るい雰囲気を漂わせたエレクトロミュージックという印象。
よりキーボード作品に近い感じです。
リリースは1978年にAARとBellaphonから。
AARというレーベルがマジで謎で、親会社にカナダのレーベルがあるみたいなんですけど
作品もこれ含めて3枚しか出してない。自主だったのかな、ただロゴは一体何を表しているのか魚の鱗みたいな、歯型みたいな、奇妙で可愛い
Track List
1. Li Song ←オススメ
2. Raising Winds ←オススメ
3. Funky's Visit
4. Waters
5. Moved Earth
6. Stormy Days
7. Melotary
1曲目に入っている「Li Song」というこの曲は、
このドラムブレイクとムーグのぐるぐる感が気に入られてクラブDJにもバンバンかけられていたようです。
そしてしばらくしてオブスキュアの仲間入りを果たし、影を潜めていたよう。
5:50〜からは私好みなアマゾン秘境に鎮座する遺跡周りで流れてる系の音楽(後半いきなりフュージョンに転調)(なんで?)
このチープなSF感のあるジャケ、とても可愛いと思っていて
↓レーベルロゴかわいい
なんだっけな〜と思っていたら、SPACE ARTに似てるなって思いました。雰囲気ね
これも安くて良質なクラウトロック↑
ちなみにドラムのピーターさんは EULENSPYGELという別のクラウトロックバンドに同時期に参加していたり、
そのほか、ハードロック系のバンド REBELやヘビメタバンドVETOに参加、
そのほかにも FLOATING OPERA, HARRY AB, LUXSTER, MANIAC, MAXWELL BLUES BAND, NEXUS, PASSENGER,TOXなどなどに参加していたようです。
ヘルメット(key)はニューエイジ系アーティストの FRIEDEMANN WITECKAの
"The Beginning Of Hope" (1979) と 'Voyager In Expanse' (1983)に参加してキーボードやハープを弾いたりしているそうです。
マニアックかよ
New Discoveryを求めている方にはぜひ聴いていただきたいアルバムです。